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亡くなった人のアルバム/写真の処分方法&片付けのコツ【50冊以上処分した体験談】

亡くなった人のアルバムや写真の処分

遺品整理をしていて、対処に迷うのが亡くなった人のアルバムや写真。

「たくさんあるから全部取っておくと保管場所が・・・」
「そのまま捨てるのも気が引けるけどどう処分するのが正解?」
「どうやって片付けていっていいか分からない。注意すべきことも知りたい」

この記事では、こういった疑問にお答えするべく、亡くなった人のアルバムや写真を処分する前に確認すべき点や整理していく手順、処分方法まで解説していきます。

はとつる
私の手痛い失敗談もお伝えします。これから写真を整理する方の参考になれば幸いです。
この記事でわかること
  • 亡くなった人のアルバムや写真の処分で失敗した話【体験談】
  • 亡くなった人のアルバムや写真を処分する前に確認すべきこと
  • 亡くなった人のアルバムや写真の整理をする手順
  • 亡くなった人のアルバムや写真を処分する方法
目次

【体験談】亡くなった人のアルバム/写真の処分で失敗…

今思い返しても「あぁ・・・」と後悔が残るエピソードと共に、同じように後悔される方が少しでも減るようにお話させてもらいます。

具体的な片付けのコツ、処分方法が知りたいという方は先読み

祖父母の死後出てきた大量のアルバム

事業家だった祖父母の死後、遺品整理でどう対処すべきか迷ったのが大量のアルバム。

家族写真のみならず、会社がらみの写真、社員さんの写真、お呼ばれのパーティーや結婚式の写真・・・とアルバム50冊以上が出てきました。

はとつる
それ以外にも未整理のスナップ写真も大量に・・・

人物が写っているものを簡単に捨てるわけにもいかず、遺品整理の中でも慎重かつ時間をかけた分野でした。

人物や年代ごとにおおまかに仕分け

まずは写真の仕分けをしよう、という話に。

  • 家族写真
  • 親戚の写真
  • 友人・知人の写真
  • 会社や社員さん取引先の方の写真
  • パーティーや結婚式、式典等の写真

ざっくりとこんな感じで仕分けをすることに。

そこからさらに年代やイベントごとに分けるといったことをしていきました。

第二段階の仕分け

家族写真→七五三、入学卒業、運動会といったイベントごと

社員さんの写真→人物、部署や事業ごとに分ける

式典等の記念写真→1970年代、1980年代と年代ごと

写真に写っている人物に見せる

孫、子供も含め家族写真はそれぞれが帰省してきた際に少しずつ確認し、どうしても取っておきたい写真を聞きました。

一方で、遠方の親族・友人や社員の方など接触頻度が少ない方には葬儀後、お線香をあげにきていただいたタイミングで写真をお見せしました。

ご高齢などで来るのが難しい方には電話でコンタクトをとり、写真が見つかったことをお伝え。

ご希望に応じて郵送対応をするようにしました。

はとつる
人数も多かったので、それなりに時間がかかりました・・・

失敗①デジタル化せずに捨ててしまう

一見、順調に見えた故人のアルバム整理。しかし・・・決定的なミスというか失敗をしました。

というのも、デジタル化せずに捨てるあるいは譲ってしまったのです。

祖父が亡くなったのは約20年前のこと、祖母も10年前の他界でしたが今思い返してもデジタル化、データ化しなかったことが悔やまれます。

写真の現物は年数とともに劣化していきます。

そして基本的には1枚しかないため捨てたり誰かに譲ると二度と見ることはできません。

デジタル化しておけば、劣化する心配もなく、いつでも見返すことができ、複数人との共有も容易です。

失敗②紙袋に包んでガサっと捨ててしまった

可燃ごみとして処分

もう1つの後悔が、人物が特定されないよう紙袋には包みましたが、ご供養もせずガサっと捨ててしまったこと。

仕分けの時点でかなり時間を使っていたこともあり、処分する際にはロクに供養もせず普通ごみとして捨ててしまいました。

今思えばお焚き上げなりしてもらうべきだったな、と思います。

亡くなった人のアルバムや写真を処分する前に

亡くなった人のアルバムや写真を処分する前にすべきことをまとめました。

私たちのように、後から後悔しないためにも一度確認しておいてくださいね。

写っている人や年代ごとに仕分け

写っている人物やイベント、年代ごとにまずは仕分けを行いましょう。

事前に仕分けをしておけば、故人と親交があった方と会ったときも、関係のある写真だけをお見せすることができます。

整理も効率的に進むので、闇雲にみていくのではなく仕分けしていくのがおすすめです。

仕分けの軸 例
  • 人物ごと(家族写真、友人ごと、職場の人etc)
  • イベントごと(入学卒業、運動会等の学校行事、七五三etc)
  • 年代ごと(30代、40代、50代…)

家族/親族や親しい人にも見せる

家族/親族や親しい人にも見せる

二度と同じ写真は手に入らないことを念頭に、家族や親族、親しい人にも写真を見てもらいましょう。

イベント時の写真ももちろんですが、何気ない日常の1枚が逆に貴重に感じることもあります。

自己判断で捨ててしまうのではなく、周りにも見てもらい、欲しい写真があれば譲る旨伝えておきましょう。

写真をデジタルデータ化する

はとつる
ここ重要です!

写真をデジタルデータ化しておきます。

デジタル化しておけば、写真の現物を誰かに譲ったり捨ててしまっても、いつでも見返せるのでかなりおすすめです。

枚数が少なかったり、家族で手分けして作業ができるようであれば、自宅のプリンタのスキャナ機能を使うのでもOK。

ただ、どうしても自分でするスキャナは画質が落ちます。

  • 枚数が多い
  • 複数人で共有したい
  • 綺麗に保存しておきたい
  • 時間や手間をかけられない

という方はまんてん録のような写真のデジタルデータ化サービスの利用がおすすめです。

写真を郵送するだけで対応してもらえるので手間も時間もかかりません。

はとつる
まんてん録というサービスならデータ化して写真のご供養、廃棄までしてくれます。

亡くなった人のアルバムや写真の処分方法3つ

亡くなった人のアルバムや写真の処分方法は3つ。

  • アルバムごと可燃込みで捨てる
  • アルバムから写真を取り出しお焚き上げ
  • アルバムごとお焚き上げ

アルバムも写真も可燃ごみで捨てる

特に供養することもなく、中の写真も含めアルバムごと処分する方法です。

アルバムも写真も可燃ごみとして捨てることが可能です。

アルバムは基本的には強化紙や布であることがほとんど。しかし、金属が打ち込まれている、など明らかに燃えない部分がありそうな場合は一度自治体のごみ収集課に問い合わせてみましょう。

「都道府県(市区町村)名+ごみ収集+問い合わせ」で検索すれば問い合わせ先が出てきます。

写真を捨てる際には、個人情報の配慮が必要。半紙に包む、紙袋に入れるなど外側から見えないように何重かにして処分するようにしましょう。

簡易的なご供養・お浄めの方法
  • 仏壇・神棚に写真をお供えし感謝を伝える
  • お浄めの塩とともに半紙に包む

アルバムから写真を取り出しお焚き上げ

お焚き上げ

アルバムと写真を別々にして処分する方法です。

アルバム ⇒ 可燃ごみとして
写真 ⇒ お焚き上げに

アルバムから1枚1枚写真を取り出す手間がありますが、写真のみをお焚き上げに回すことで、焼却量や費用が減ります。

別々に処分するのがオススメな人
  • 写真のみをデジタルデータ化する
  • お焚き上げにかかる費用を抑えたい
  • アルバム自体には特別な思い入れはなく普通に処分してもOK
はとつる
お焚き上げの依頼場所や方法はこの後解説していきます。

アルバムごとお焚き上げをする

写真が入ったアルバムごとまるっとお焚き上げをする方法です。

写真を抜く手間がないため、多忙な方におすすめ。

写真のデジタルデータ化もアルバムの1ページごとに行えば、かなりの手間をカットできます。

ただ、焼却量が多くなるため費用はかさみやすいです。

アルバムごとのお焚き上げがオススメな人
  • アルバムの冊数が少な目
  • アルバムのページごとにデジタルデータ化する
  • アルバムに書き込みがあり写真以外も大切にしたい

故人のアルバム/写真のお焚き上げをしてくれる寺社を探す方法

故人のアルバムや写真のお焚き上げをしてくれる寺社の探し方をまとめていきます。

近所の寺社に聞いてみる

近所の寺社に聞いてみる

お墓があったり、普段から参拝・懇意にしている寺社があればそこへ問い合わせてみましょう。

  • 故人の近所の寺社
  • ご自身(家族)の近隣の寺社
  • 信仰している宗派のお寺・神
問い合わせの仕方

「先日、父が亡くなりまして、故人ゆかりの写真をお焚き上げ出来ればと思っているのですが」

「○○(寺社名)さんでは、お焚き上げは行っておられますか?」

確認しておきたい事項
  • 合同供養か個別供養か
  • 日時や予約方法について
  • 費用(枚数や大きさを伝える)と支払い方法
はとつる
祖父母、叔母がお世話になっていた寺社では受け付けていませんでした…

地域名+写真+お焚き上げで検索

私たちのように、近隣やお世話になっている寺社がお焚き上げに対応していない場合は、Googleで検索すると、お焚き上げを実施している寺社がスムーズに探せます。

おすすめ検索キーワード

地域名+写真+お焚き上げ
例)東村山 写真 お焚き上げ

ホームページに対応する旨の記載があるか確認してみてください。

念のため、電話でも問い合わせておくと安心ですね。

【全国対応】郵送でお焚き上げを依頼できるサービス

大都市近郊であれば比較的見つかりやすいですが、地方の場合はなかなか対応してくれる寺社の情報がでてこないこともあります。

亡くなった故人宅(実家など)が遠方で、遺品整理に時間をかけていられない場合にも、お焚き上げの日程調整をするのは大変でしょう。

最近は、写真やアルバムを箱や封筒に詰めて郵送するだけでお焚き上げをしてくれるサービスもあります。

みんなのお焚き上げ
みんなのお焚き上げ

みんなのお焚き上げでは、お焚き上げを実施した証書がもらえ、お焚き上げの風景も動画で配信してもらえるので「しっかりと供養したい」という思いも叶います。

はとつる
当時知りたかった・・・

まとめ:亡くなった人のアルバムや写真はデジタル化+お焚き上げがベスト

アルバムや写真はその一瞬一瞬をとらえた大切な品物です。

後から後悔することがないように、しっかりとデータ化したうえでお焚き上げを行うのがオススメです。

自分でなんでもしようと思うと、負担感が大きくなります。

写真のデジタルデータ化もお焚き上げも適切にサービスを活用して、思い出にひたる時間に充てて欲しいな、と思います。

この記事のまとめ
  • アルバムや写真を処分する前には、
    • 年代や人物、イベントごとにざっくりと仕分け
    • 親しい人や親族にも写真を見せる
    • デジタルデータ化
  • 亡くなった人のアルバムや写真の処分方法は、
    • アルバムも写真も可燃ごみで捨てる
    • アルバムは可燃ごみで、写真はお焚き上げを
    • アルバムごと写真と共にお焚き上げを依頼
  • 故人のアルバム/写真のお焚き上げをするには、
    • 近隣や信仰している寺社に問い合わせて聞いてみる
    • 「地域名+写真+お焚き上げ」で検索して探す
    • 全国対応の郵送お焚き上げサービスを利用する
  • 写真は唯一無二のもの。デジタル化を忘れずに

あの時に戻れるならこうする!

写真のデジタル化 ⇒ まんてん録 や fujifilmのスキャンサービス
写真やアルバムのお焚き上げ ⇒ みんなのお焚き上げ

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